鱧(はも)料理のお話

「鱧について言いたい事 :福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり」

福岡 はも

今年(2020)も鱧のコース始まります。

GW明けからご用意いたします。

詳しくはこちらから⇒旬のおすすめ 鱧のお料理

本編記事はここから。

自分は「鱧」が大好きです。今時期から10月くらいまでが鱧のシーズンです。苦手な方、イマイチ良さがわからない方、食べた事がない方もいらっしゃるとは思いますが、「鱧」についてちょっと語ってみたいと思います。

「鱧」の生態や産地、骨が何本あるとか、レシピがどうだとかはどうでもいいんです。

ただ、変な加工品を食べて

「鱧、まずい」っていうのは簡便していただきたいと個人的には思っています。

あるんです、「冷凍骨切り鱧」っていう業者の商品や時期になるとスーパーとかで見かける「湯引き鱧」って商品とか。よく出来てて美味しいなら文句も言いませんよ、ただそんな商品見たことも聞いた事も無いですし、活物と比べては失礼なレベルですよ。「鱧」って名前だけ偉そうに名乗ってますが全くの別物です。なんか変な臭いするし。

もしも鱧が人間なら

「俺はそんなに不味くない、名誉毀損で裁判や!!!」

「OO人民共和国ばりに悪どい、偽物のミッキーマウスレベルやんけ!外務省抗議しろ!」

「変な会社(業者)に就職(捕獲)しちゃったからこんな評価しかしてもらえないんだ・・・。」

なんて言ってるかもしれませんよ、本当に。

加工技術の発展が招いた弊害か、鱧捌くのを面倒くさがる板前の手抜きか、はたまた違う理由があるのか。この答えに正解はないとは思いますがひとつ言える正解は、

「美味しい鱧を食べたいなら、それなりの技術と良識のある仕事をしてる板前さんがいるお店で食べるべき。」  と言う事です。

予約するときに聞いてみればいいですよ、「鱧は冷凍物ですか?」って(笑)。

本当の鱧の美味しさを知ってもらいたい、そんな一心で鱧の代弁をさせていただきました。もっと評価されて良いと個人的には思う食材です。