これはイメージ、雲丹ご飯
土鍋でご飯を炊くとやはり美味しい。
しかし、今回は「ご飯の内容を決めきらない」
旬のずわいでご飯を炊くか、名残の松茸でご飯を炊くか。
ずわいも漁が解禁になりましたし、松茸もそろそろ終わりの時期です。どちらも召し上がっていただきたい・・・。その他の献立との相性もありますが、どちらも捨てがたい、といった感じです。
結論、どっちも出せば良くない?
今回はゆるりにしては「大人数」のご予約だったので両方炊くことに。ダブル「炊き込みご飯」です。刺身や焼き物を3種、2種と盛り合わせることもあるのですから、ご飯も二種類あっても良いでしょう。お弁当なんかはそういうのありますし。それに・・・
やはりどちらも召し上がってほしい!!
ということで一応お客様にお伺いしました。「かに」と「松茸」どちらが良いですか?と。
どのような答えでも「どちらもお作りする」のは決定事項だったのですが、演出?の意味もふくめご質問をした結果。
「うーん、かに?いや、松茸?・・・、どっちにする?」
と会議状態に。「私、松茸!でも蟹も食べたい!」「いやいや、蟹でしょう」「でもここは松茸じゃない?来年まで食べられんかもよ?」などなど。
「大将、どうすればいいですか?」
「ん、ではどうにかします」とお答えし、「してやったり」と思いながらご飯を炊きました。意地悪ですね、申し訳ありません。しかし、盛り上がったのでちょっと面白かったです。
そして、ご飯二種類はとても喜んでいただけました。
「松茸と蟹で一緒に炊けばいいやん」
などと「しょーもない」ことは言わないで下さい。変な組み合わせより
「松茸は松茸ご飯に」「蟹は蟹ご飯」にした方が絶対に美味しいです。
手間は二倍ですが、美味しいに越した事はありません。
そんなこんなで「ご飯を二種類」。ちょっと大人数のご予約時はまたやるかもしれません。