お魚料理のお話

新物秋刀魚:日本料理ゆるり 福岡市西中洲の和食、日本料理

今年の新物秋刀魚。

毎年「高い」とか「不漁」とか・・・。

確かに毎年毎年、年を追う毎に「小さく」「高く」なっています。魚体が大きく、身質のしっかりした刺身用のものだと一本1000円超えの時もしばしば。

しかし、それが「天然」。水揚げなかったら「高値」。栽培物の野菜ですら悪天候などの要因が重なれば「高値」2倍、3倍当たり前。それが食材です。

魚体は小さい、でも身質は良し。

この時期なので魚体はやや小さめです。この後大きなものが水揚げされるかはわかりません。しかし、鮮度は抜群、身質の脂はやや少なめですが身は張りがありしっかりしています。

焼き秋刀魚よりお刺身にした方が美味しく召し上がっていただけそうです。それも酢〆。

脂がのって来たら焼いても、炙って刺身もよいですが、今の時期や魚自体の状態を考えるとサッパリ食べる方が美味しく召し上がれます。

個人的には「何でもかんでも脂がのっていればよい」わけではない。

という考え方ですので、可能な限り無駄な脂が多いと感じる養殖魚はほぼ使いませんし、牛肉に関しても過度に脂が多い部位は避けるようにしています。

美味しい=脂の味 ではないですし 高級=脂が多い部位 でもありません。

脂が少ない方が美味しいものも沢山ありますから。

さぁて、コロナに加えて台風だよ・・・。

それでもご予約お待ちしております。

ご予約はこちら 092-725-6870 ゆるりまで。

追伸:今回の秋刀魚は押し寿司か小袖寿司にする予定。ただ明日は台風の影響で魚の入荷が少なそうなので仕入れ次第ではお刺身に付けることになりそうです。