味付け極意:福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり


味付けの極意とは?

味を決める物・・・・舌、これはある程度、「科学的」な根拠のお話。

これは最低限押さえるべき項目です。「不味い物はどうやっても不味い」。「美味しいですね・・・。」とウソをつく事はできますが・・・。

味を決める物・・・・感情。器が綺麗とか、盛り付けが綺麗とか、ブランドとか、お店との相性や信頼とか。

「今日の鮎は筑後川です。砂喰ってたので腸は抜いています。良い香りしますので熱いうちにどうぞ!」

「ブルーベリーのアイスを作ったのですが、ブルーベリーをたっぷり入れたら紫芋アイスみたいな色になってしまいました、ちょっと残念です。」

「夏バテぎみの方が多いので脂少な目の牛肉でコールドローストにして、すっぽん出汁で炊いた丸茄子添えてます、ちょっと元気になるかもしれません。」

ってお話も良い味付けですね。ただ、ウソはいかんよ、ウソは。これも味付けの極意かと。

追伸:テクニックの話をすれば、作ったもののデータを集める事。経験も大事ですが「ある程度の数字」は把握する必要あり。それだけで上手くいくわけではないですが、それが料理の醍醐味だったりします。あとは色々食べる事、特に「自分が作ったもの」は味見程度ではなく「一皿分」は食べた方が良いです。味付けは「一皿食べて」なんぼです。