今回は「松茸ご飯」。
基本的に1合か2合づつ、土鍋で炊いている。
お米の味や、食材の旨味を大切にしたいので、あまり味は濃くしていない。
醤油の味や、塩気がきついと、なにを具にしてもただの味ご飯になってしまうし、出汁の味でさえ「邪魔」になることもある。例えば、「栗ご飯」なんか「米の甘みと栗の風味」が際立てばいいので、出汁の旨味などいらない。強いて出汁を使うなら昆布出汁がよい。
松茸ご飯について言うなら、安い冷凍松茸や乾燥松茸+酷いところは乾燥椎茸に松茸エッセンスといったまがい物チックなモノを出してる店もあるようだが、安く、松茸ご飯を食べたい人には十分だとも思う。それが「松茸ご飯」と言ってよいかどうかはわからないが。自分的には「松茸の味お吸い物にエリンギいれて炊いたご飯」と大差はないように思えるがどうだろうか。
「炊き込みご飯のコツ」とは、
「具を無茶苦茶いれること」
である。「なんだ、そんだけ?」とか言われそうだが、そんだけ。昔は「米」が主役であったであろうが、食が充実している昨今では「米」、「具材」どちらにも「主役」としての存在感が求められていると感じている。
栗ご飯らしい栗ご飯
雲丹飯らしい雲丹飯
松茸ご飯らしい松茸ご飯。
単純であるが故の試行錯誤。
しかし、単純だからこそ答えも単純。
100点満点ではないにしても、
かなり本質には近づくことができたような気がする。
季節ならではの炊き込みご飯。
是非、具材たっぷりで季節を堪能していただきたいものだ。
ついでに・・・
「松茸豊作」報道あったけど、「豊作=安い」ではないからね。今週なんて馬鹿みたいな値段だった。
天然物の相場とはなんでもそういうもんです。
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西中洲の和食「ゆるり」
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TEL:092-725-6870(完全予約制)
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