今回のお造り。桜鯛、名残の鰤、鮪は赤に近い中トロ
そしてさよちゃん。さよちゃん、そう、春になると出てくる、さより。
漢字で書くと、細魚とか針魚。
そしてさよちゃん。さよちゃん、そう、春になると出てくる、さより。
漢字で書くと、細魚とか針魚。
この時期の日本料理には欠かすことの出来ない魚。
ちょっとご立派さんが手に入ったので珍しく姿造りでお出しした。
身質はきめ細やかな白身で鮮度の落ちるのも早い。
透明感が命といっても良い美しい魚である。
春になると必ずお造りに入れたくなる。
干物なども美味しいけど、やっぱり生。
桜鯛、細魚、好みをいえば油目、春の造りは。
さて、この細魚は脂肪分がほとんどなく、0に近い。なので、「今日の細魚は脂がのって美味しいですよ」とか言われてだまされないように。通年海にはいるが、水揚げが一番多いのが春なので、「春が旬」ということのようだ。
また、姿の綺麗な魚ではあるが、腹の内側は真っ黒で、「腹黒い人」を細魚に例えたりも。近くにそんな人がいてもあだ名を「さよちゃん」にはしないでくださいね、なんか細魚が可哀想になるので。
脂はないけどとても美味しい春の魚。
春告魚と言われる魚はいくつかあるが、
自分が春を一番感じるのは細魚かもしれない。
やはり日本の四季は美しい。
今週はどんな子に出会えるか楽しみだ。
追伸:春告魚と言われるもの、鰊、桜鯛、白魚、目張、細魚、鰆、など色々で地方によっても違うようです。日本ならでは感覚でしょうね。
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西中洲の和食「ゆるり」
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