先附、うに豆腐。
うに、漢字では海胆、海栗、雲丹・・・。
ざっくり説明すると、生うにと豆乳を混ぜて、ちょっと風味を足すのに練り雲丹を入れ固めるだけと言えばそれだけです。まぁ、生うには結構入れましたが。さらに天(上です)に生うにを贅沢に。正にうにが主役の一品です。
最初のお料理
先附は最初のお料理です。ゆるりでは今回のように一品出す場合もあれば、雰囲気が違うものを二品出したり、前菜のように何品か合わせる場合もあります。その時の仕入れ次第ですかね。今回のような場合は焼物に色々盛り合わせて「焼物八寸」みたいにすることが多いですね。
今回ははっきりしたお料理を出したい。
今回はよいうにがあったので、前面的にうにを押し出した「はっきりした」「押しの強い」料理にしたかったので一品です。小さい器に少しでは味気ないですし、他の料理と合わせるとバランスが悪い、うに豆腐の印象だけが強くなってしまいます。やはり、バランスは大事です。
問題が一つ・・・。
大した問題ではないのですが、こうなると刺身も問題になるわけで(笑)。生うにの旨味と印象を上手く覆すモノを選ばないと切ない感じになってしまうと。お椀で口の中をリセットして・・・、キスの昆布〆、天然鮪の中とろ、名残の鰤、珍しいところでは眼張など、旨味や風味を生かした方がバランスは取り安いです。
春ですから。
今回のうにはばふんうに。ちょうど今が旬と言えば旬です。「こごみ」などの山菜を添えて春らしく。他には貝や蛍烏賊、筍、わらびなども美味しいです。ちょっと筍の成長が早いのは気になりますが、暖冬だったせいか例年に比べて幾分にぎやかな春のよいに感じます。
色々あるけど頑張りましょう。
言わずもがな、色々あります。文句いっても仕方ないので頑張りましょう。