鮎魚醤、鮎と塩だけで作ってあります。
今年は天然鮎をお見かけしていない。
去年も少なかったのですが、今年は輪を掛けて少ないです。
暖冬や天候の影響もあると思いますが、やはりコロナの影響もチラホラ。
漁に出ても「売れない」から無理に獲らない、市場に出回らない、出ても超高値(笑)ってな具合みたいです。仕方ないです、天然なんてそんなもん。
でも、鮎は夏の風物詩、何とか鮎らしく楽しんでいただきたいと。
そこで「和歌山の天然仕立ての鮎」を使って逸品を。
塩焼ではなく開きにして一夜干し。仕上げに「鮎魚醤」の登場です。
焼き上がりに鮎魚醤をひと塗り。炭火で炙ります。
こんがり、少し色付く程度までじっくりと。凄くいい香りがしてきます。
そして盛り付ける前にひと塗り。いい艶が出ます。
日本酒も良いですが、ビールもいけます。いいツマミになります。
鮎の開きだけでなく、鮎飯の仕上げに少し入れるとグッと鮎の味と風味が引き立ちます。かなりのやり手です、鮎魚醤。
今年は天然鮎の入荷はないかもしれませんが、ちょっと手を掛けて美味しい鮎料理をご用意したいと思います。