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私が献立を書かない理由:福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり

私が献立を書かない理由。

「書かない」というわけでは無いのですが・・・。

正直言えばほぼ毎回、毎日書いています。ただ、お客様にはお見せしてないだけです。決まった献立「鱧のコース」でも実は焼物とか揚物はちょいちょい変えてます。献立は仕入れ次第。「食材」>「献立」です。優先順位が違います。

では、何故見せないのか?

1、字が汚い。乱筆です、書道など習ったこともないですし、味のある字を書くタイプではありません。

2、途中で内容を変える事が多々ある。お客様と話したり、食べ残し(あんまり無いですが)を見て献立内容変えることがあるので。

3、お客様のサプライズが減る。出てくるものが分かりすぎると「サプライズ感」が減ってしまうので食べる方も作る側も「楽しさ」が減る。

個人的には3、が一番大事なのです。

献立をご覧になって、想像して、ワクワクするのもアリだとは思いますが、「字は読みにくい」「内容わかりにくい」ので「献立解読に15分」は流石に嫌でしょう(笑)。かと言ってパソコン打ち出しの「献立」も味気ない。ついでに「内容わかりにくい」は変わりません。

では「わかりやすい内容」を「綺麗な字で」書けばよいのでは?

その通りですが、「字」は突然綺麗になりませんし、「字」の練習するなら「仕入れ」と「仕込み」に時間を掛けます、僕は。料理内容もわかりやすく書けなくは無いですが、そうすると「物凄く安っぽく」なります。

例えば、西京味噌に漬け込んだ焼魚を「OO西京焼」と書きますが、

「OO味噌漬け焼」と書くとちょっと間抜けというか雰囲気が緩い感じです。

それを献立全部にやってしまうと献立を見たときに凄く「違和感」があると思います。なにせ「日本料理屋」ですから。お客様もそういう認識でご来店されていると思います。

献立が欲しい方は持って帰って下さい。

若干内容が違ったり、読みにくいなど問題点はありますが、お持ち帰り頂いてもかまいません。「記念に」とお持ち帰りされて方もいらっしゃいます。

あまりにひどい時は書き直す時間を下さいね(苦笑)。頑張って書き直します。

ご予約はこちらまで。 092-725-6870 ゆるりまで。

HPも良かったらご覧下さいね。