北大路魯山人先生に学ぶ。
古本市で見つけてしまったマニアックな本。
天神にある本屋さんのイベントスペースでやっていた古本市。
何か掘り出し物がないものか、と覗いて見つけてしまいました。
魯山人先生の「料理王国」それも初版本。
昭和35年初版ですのでかなりの古書です。
魯山人先生が寄稿されたものを編纂、まとめたもので古い記事は昭和一桁のものもあり料理や美術に関して時間を掛け取り組まれてきた事がよくわかります。
内容を簡単に言えば料理や料理人、食材などについてあーだ、こーだ、と持論を述べているものです。すべてに同意とは言いませんが、個人的には面白いです。
で、魯産人先生から何を学ぶのか?
料理の内容や美術のことなんてどうでもよい、とうか、世の言うところの「天才」ですから凡人私が逆立ちしても、何年掛けようともなれるわけがありません。しかし、信念を曲げないところとか、はっきりとした主張などは少し真似をしたいですし、学びたいところです。
彼の先生は結構な変わり者で俗に言うところの「駄目な人」『残念な人」だったという話もよく聞きます。人間関係も上手く行かなかったようですし、お金にも無頓着だったそうで・・・。
そこはなんとなく自分に通じるところがあって耳が痛い反面、親近感を感じるところでもあります。
とりあえずは料理を頑張ることにしよう。
自分が未来の魯山人になることはまずないでしょう(笑)。しかし、料理が好きでやっているのでこれだけは頑張ろうかと。それだけでお店が維持できる時代ではないのでしょうが、まずはそこから、というか、優先順位の一番はそれだと信じています。料理人としてはまだまだ半人前です。死ぬまでやれるなら今の倍は上手くなれると思って頑張る事にします。