松茸ごはんと土瓶蒸し
松茸を使った料理の二大巨頭。
10月になりました。さすがに秋の気配が強くなってきました、朝方など肌寒くてちょっと凍死しそうでしたよ、そろそろ長袖常備ですね。
それはさておき、松茸と言えばやはり
松茸ごはん と 土瓶蒸し です。
松茸ごはんも土瓶蒸しも
あまりいらんことをしてはいけません。
松茸ごはんは無駄に濃い味付けにしてもいけませんし、彩り良いからとか、栄養がとか変な理由で人参や鶏肉など入れるのはもってのほか。松茸の風味も何もあったもんではありません。松茸とちょっとコク出すためのお揚げさんで十分です。
土瓶蒸しもゆるりではお椀の代わりに出す時は「鱧+松茸」だけで三つ葉もつけません。煮物の代わりで出す時も魚介中心で鶏肉は入れませんし、たまにありますが意味不明な蒲鉾?なんて以ての外。それなら寄せ鍋だせよ、とか思ってしまいます。
最近は松茸、鱧、蛤、車海老、銀杏、三つ葉くらいがレギュラーメンバーです。
松茸で遊びたい!
土瓶蒸しがなぜこの面子になったか?悪い事思いついてですね。
食事で松茸ごはんをお出しする、まぁ、普通です。
お椀や煮物代わりで土瓶蒸しを出す、これまた普通。
遊び心が足りない・・・。面白くない・・・。あっ、わかった!チーン!!
松茸ごはん+土瓶蒸し!
鱧松茸のしゃぶしゃぶの出汁で雑炊作ると美味しいですよね?(いや、美味しいんですよ・・・。)ならば、松茸ごはんを土瓶蒸しの出汁でお茶漬け風にしても美味しいはずだ!玉子とか葱とか入れない分味はもっとクリアーだ!松茸感満載だっっっ!!!
と言うわけで、最近の献立の〆は「松茸ごはんと土瓶蒸し」がマイブームです。
確かに「お下品」ではある。
はぁ?そんな食べ方させるの?なんていわれる方、特に同業者もいらっしゃるでしょうよ。確かにお上品ではありませんし、伝統もへったくれもありません、様式美もございません。でもですね、ちょっと悪いことすると無駄に美味しかったりしますやん、背徳の味(笑)。簡単に言えば、超豪華なお茶漬けですよ、誰もやりそうでやらなかっただけです。
松茸は最盛期ですがそろそろ鱧は終わります。
この最高の取り合わせに興味がある方はお急ぎください、鱧はそろそろ終わります。やはり土瓶蒸しには「鱧と松茸」は欠かせません。鱧が終わり次第このお料理は終了です。