京芋、海老芋、福頭、すべて里芋の仲間です。
里芋も美味しいですが冬にはやっぱりこの三つ。
芋なんて食べたくない、という方はスルーして下さい。ただ、この旨さを知らないとなると人生少し損している、と思います。太るとか色々気にしている方もいるとは思いますが、「芋一個食べたくらいで太りません」とだけ言っておきます。
ただ「炊いた」だけでご馳走になる。
芯までゆっくりと火を通します。ぐらぐらと沸かしてはいけません。すぐに「芋のポタージュ」が出来上がります。鍋で炊くにしろ、蒸して炊くにしろ、ゆっくりとじっくりと。昆布を利かせた出汁でも、鰹節を利かせた出汁でも上手くマッチします。しかし癖の強い出汁(鰤やすっぽん)とは少し相性が悪いとも思います。また「中途半端」な味にするよりも「あっさりと出汁も飲める位」に仕立てるか、「煮っ転がし、甘辛くしっかりと」炊いてしまうほうが「お芋さんの味、風味」が引き立ちます。
ちょっと手を掛けて
炊いた芋をそのまま食べても十分にご馳走です。ちょっと黄柚子などを添えるとグッと各が上がる感じもします。しかし少し手を加えるとまた違った楽しみ方もできます。
炭火焼
生から焼いても良いのですが物凄く時間が掛かります。アルミで包んで炭火に投入の手もありますが今回は炊いたお芋さんを炭火で焼く方法です。味も芋に含ませてあるのであとは炭火で焼くだけ、味付けも必要ありません。炭でなくても良いのですが、中まで温まり焦げ目が付く程度焼くと味が引き締まりおこげの風味も楽しめます。
餡かけ
一口大の大きさにカットして片栗粉を着け揚げます。小麦粉でも良いですが「つるり」とした食感がほしいので「片栗粉」を。餡には「かに」や「鳥そぼろ」など、野菜なら「菊花」や「きのこ」がいいと思います。「大根おろし」を使う「霙餡かけ」は「芋」の風味が大根に負ける、喧嘩する感じが否めません。また、揚げずに餡かけにしてもさっぱりして良いものです。餡芋との絡み具合を考えてはあまり固くしない、濃い味にならないように注意しましょう。
お子様向けに
チーズや明太子マヨネーズをのせてオーブンで焼いてお子様向きに。じゃがいもとは少し違った味わいや食感も楽しい物です。お芋さん炊いただけでは食べていただけなくてもこれなら喜んで食べてくれると思います。
その他、薄味に炊いていた場合は「お味噌汁」に入れてもいいですし、お味噌をつけて田楽風にするとお酒のアテやご飯のお供に持って来いです。
冬は「お芋さん」に限らず根菜やお野菜も美味しい季節です。美味しい煮物、食べたくなったらご予約下さい。
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