11月、霜月にはこれを食べていただきたい
という食材を上げてみました。入手困難の物もありますが取り合えず。
1、真名鰹(まながつお)
鰹とついていますが、「鰹、かつお」とは全く魚種が違う白身魚です。初夏のイメージもありますが、冬の真名鰹が一枚上手です。京料理では味噌味の西京焼や醤油と柑橘の風味が香る幽安焼が有名な料理です。出来る限り「大きいモノ」を選びます、2k近くあると良いですね。海外産の冷凍物もありますがクセが強いのであまり美味しいとは思えません。国産、でかいの、そして鮮度。鮮度が良い物は刺身でも美味しいですよ。
2、下り鰻(天然です)
天然鰻の旬は10月終わりから11月一杯といったところでしょうか。旬といっても水揚げが多いといった類のものではなく、単純に「旨い」時期という意味です。良質なものの入手が難しいのは一年中、更に魚自体の活性が下がる時期なので更に困難です。蒲焼、白焼は言うまでもありませんが、「鰻豆腐」といった炊いた鰻とお豆腐の鍋仕立てもおすすめです。
3、鯒(こち)
夏魚の代表各みたいな魚ですが、冬の鯒は白身特有のあっさりとした脂がのって夏とは別の魚です。刺身も良いですが冬には他にも「刺身で美味しい魚」は沢山あるので蒸し物や煮物はいかがでしょうか?熱々の「ちり蒸し」や蕪とじっくり炊いた「こちかぶら」なども良いですね。あとはカラッと揚げて「霙餡かけ」やシンプルに「煮付け」と熱燗も捨て難いです。
冬ですからそりゃ色々ありますよ。
3つ上げましたが正直「冬は何でも旨い」です。白身も青魚も海老も蟹も、野菜だって旨い。なので「あまり冬のイメージが無い」のもから上げてみました。冬の代表各に加えてご用意できれば、と虎視眈々と狙っているところです。