とらふぐがぁ・・・
長崎の方で赤潮が発生、トラフグ、鮪、平政、等がかなりの被害が出ており、被害はまだ拡大するようです。
トラフグ、高くなる?食べないから関係ない?
そうですね、被害が今のところ一箇所ですからそんなに影響があるとは思いませんがそもそもの話をすれば、
毎年、養殖河豚は買い叩かれている。安く取引されすぎている。
というのが現実です。
毎年「冬の養殖河豚の相場」が秋くらいに出るのですが、毎回予想は上げ相場。しかし何故か毎年そんなに動きはありません。
生産者<バイヤー(卸業者)
の構図がずっと変わってないようです。なんだかトヨタは儲かってるけど、末端の町工場は儲かってないみたいな構図で考えさせられます。
売価を上げたい生産者、少しでも安く買いたい卸業者。どの業界もそうですが、価値のあるモノ、必要なモノにはそれ相応の対価が支払われるべきだとは思います。勿論、生産者も価値を高める努力は必要になりますが、力関係による無理な取引はあまり感心できませんね。
個人的には仕入先に「負けてくれ、安くしてくれ」と言った事は一度もありません。値段が合わなかったら買わない、値段に納得したら買う、それだけです。吹っ掛けてきてるのなんて分かりますし(笑)、逆に無理している時もわかります。それに自分も「負けてくれ、安くしてくれ」と言われるとあまり良い気分ではありませんし、誰しもそうだと思います。だから、相手にも言わない、という事を自分の中でルールにしています。
被害にあわれた生産者の方々、関係者の皆様、大変だとは思いますが頑張ってください。九州の食を支える同胞として微力ながら自分も頑張ります。