好みの変遷:福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり


昔は「おくら」なんて全然旨いと思わなかったけど、最近美味しく感じるんだよね。

牛肉はちょっとが美味しいな、あまり脂っぽくないところ。

豚骨ラーメンより最近は醤油ラーメンかな。

好みは歳をとるとなんか変わります、それでも変わらずに苦手なもの嫌いなものもあるという矛盾は含んでいますが、なんとなくは理解していただけると思います。

自分の料理にも「好みの変遷」があります。

昔は居酒屋的な「創作」「無国籍」みたいな料理に惹かれていましたが、日本料理を続けていくとその見た目の美しさ、華やかさに目が留まり、「プレゼンに凝った料理」に傾倒していきます。大きな器にちょっと盛ってみたり、フレンチの盛り付けを参考にしてみたり、無駄に飾りが多かったり、包丁の技に凝ってみたり。

その後、魯山人先生の事を少し勉強したり、食べ歩きの中で「シンプルな盛り付け」や「素朴な美しさ」が好きになっていきました。無駄を省くというか、無理をしないというか、そういう盛り付けから始まり、そういう「料理」に今は落ち着いています。あくまで個人の好みですはありますが。

最近は和食とか日本料理が口に合うようになってきたあなた、一度ご来店ください。片意地張らない料理を作って待っております。