「料理がすぐに上手くなる方法ってありますか?どうやったらこの味出せますか?」
とたまに聞かれます。正直にお答えします。
「そんな方法はありません。コツなんてものは回数こなしてなんぼですし、レシピがどうこうよりも、まずは包丁使えますか?って話ですかね。」
包丁それなりに使える方は読み進んでください。そうでない方も上手くなりたい方は読んで下さい。
魚とかは魚屋さんに任せたり、切り身買ったりで良いですが、野菜くらいはある程度自分で切れないとですね・・・、八百屋さんはカットしてくれませんし、何でもかんでも「水煮野菜ミックス」「冷凍カット野菜」みたいなものを使っても正直美味しくは作れません。ちょっとした野菜くらいは自分できりましょう。何でもそうですがその道の「天才」以外はすぐに上手くはなることはありません。
もうひとつ正直に言います。
「期待に添えないお答えですみません。きっと秘密のレシピや隠し味があると思われたのでしょう。秘密ではないですが良い材料選べば美味しい料理には近づけます。」
これも間違いなく「真実」です。そりゃそうだ、って話です。
「私ではできないのかな・・・。」
とがっかりされたらすみません。ですので・・・
ちょっとしたカンニングペーパーをご紹介します。
文化出版局が出している
「美味しい方程式」
という東京の「分とく山」の野崎洋光先生が監修された本です。自分が学生の頃、板前になる以前に買った本なので現在販売されているかはわかりませんが凄く学ばせていただいた本です。
この本の良いところは「わかりやすい」「作りやすい」「ほとんどのレシピで調味料を何G,何CCといった具合で計らなくていい」といったところです。基本的な料理ならばこの本があれば何と無くは作れてしまいます。あとは好みにアレンジできるようになれば美味しい物が沢山作れます。
失敗知らず、誰でも簡単につくれます、とは断言できませんがとても良い本なので見つけたら手にとってみてください。料理が少し身近に感じられます。但し、「これ読んだからすぐ料理が上手くなる」わけではありません。是非一品でもいいのでまずは作ってみてください。
追伸:1、自分は文化出版局の回し者ではありません。「分とく山」ともご縁があるわけでもありません。しかし、この本はおすすめです。基本がしっかり学べますぞ。
2、自分もその道の「天才」ではありません。始めた頃は凡人、下手したらそれ以下だったと思います。ただ好きだったから続けられて、それなりに時間を掛けて(掛かってしまった)上手くなったタイプと自分では考えています。