「ウマイと笑える(笑):福岡、西中洲の和食「ゆるり」:福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり


何でもそうですが、

「ウマイと笑える。」

例えば、サッカーをお好きな方で先日のキリンチャレンジカップをご覧になった方、エイバルの乾選手のプレーって見ていて笑えませんでしたか?

「すっげードリブル(笑)」「なんかキレッキレ(笑)」「ひとりレベルが違う感じ(笑)」

僕は爆笑でしたよ、凄すぎて。「やっぱり、乾選手ウマイなぁー。」試合は結果引き分けでしたが、乾選手のプレーだけでも見る価値があったと思います。

他にも色々あります。超絶技巧のちびっ子ギタリストや、世界剣玉チャンピオンの演技、本物そっくりの食品サンプルを作る職人さん。その道のプロでなくても、その物に関する知識が無くても、あまりに上手すぎると単純に「ウマイ事やらはりますなぁー」と笑顔になったり、笑ってしまったりするものです。

ゆるりのお客様にも言っていただいた事があります。

「美味いと笑うしかないね、どうやってんのかわからんけど。」

一番の褒め言葉だと個人的には思います。

綺麗だとか、手が掛かってるとかそう言った事を褒めていただけるのも嬉しいですが、最終的には単純に「美味い」と言って喜んで頂ければ自分は最高です。

素材がどうか、調理法がどうだ、盛り付けがどうだ、も大切です。こだわりもあれば気も遣います。しかしそれらは「美味い」ものをつくるための手段であって、目的ではありません。目的はお客様の「ウマイ(笑)」です。そのために毎日悩んで、難しい顔をして仕入れや仕込をやっています。

素材にもこだわります。調理にも気を遣います。器や盛り付けも大切にしています。

そこに気が付いていただけなくても構いません。それはゆるりの板前として最低限やるべきことです。細かい事はなんとなく感じていただけるだけで十分です。召し上がっていただいて「美味しい」と思っていただけたなら、是非「ウマイ(笑)」と言ってください。そして笑顔でお帰りいただければそれ以上のことはありません。

「ウマイと笑える」そんな料理、そんなお店をゆるりは目指しています。