若いカップルの常連さん。今回はちょっと小洒落た感じに仕立てていきます。ガチガチの日本料理ばかりではちょっと疲れますしね。このままではただの日本料理ですのでこれに洋食カブレのソースなどいかがでしょうか?
本日の料理は「甘海老昆布〆 和風ジェノバソース」。
他の料理との兼ね合いもあるのでソースはさっぱりめに。チーズやニンニクは抜いています。
レシピはこちら・・・・・甘海老昆布〆 和風ジェノバソース
仕入先で香りのよいバジルと艶の良い甘海老を見つけたので良い組み合わせを考慮してこの一品を仕立てました。あまりソースがキツイと甘海老の風味や甘味を殺してしまうのでソースは出汁などでかなりのばしてふんわりと香る程度にしています。少々変わったソースを作ったとはいえ、主役はあくまで「甘海老」です。今回は軽く昆布で〆て旨味を濃縮しています。
甘海老のねっとりとした食感を楽しんでもらえるようにシャキっとした食感を残して炊いた山芋のゼリー寄せと一緒にセルクルでまとめて形をつくり、上に蕨や土筆、名残の京人参、こし油をあしらいます。春の景色や彩りも楽しんでいただけれる一品です。
難しいことはあまりやっていませんのでご家庭でも作ってみてください。甘海老だけでも酒のお供や、ちょっと変わったサラダなどにも応用できます。和風ジェノバは作り置きも利きます(店では使いきりです)のでちょっとした便利グッズです。
レシピはこちら・・・・・甘海老昆布〆 和風ジェノバソース
是非、お試しあれ。
追記:生の甘海老ですので頭をとって、殻を剥くと思ったより量がとれません(笑)。刺身で使う手もあったのですがたっぷり召し上がっていただきたかったので少し手を掛け前菜で。殻や頭は炒めてから出汁をとり他のお料理に使いました。