睦月、一月の献立 その2です。
冬場は天候が荒れなければ宝の山です。日本酒があれば尚良し!といったところでしょうか。熱燗などをお供に楽しんでいただきたい献立です。
睦月吉日 献立
先附 雲子小茶碗蒸 鼈甲餡 生姜 寸葱
椀 友地仕立 鴨つみれ 白髪独活 針牛蒡 柚子 他
造里 鯛 天然鮪 ずわい蟹 あしらえ一式
焼物 天然鰻白焼 山葵おろし ちしゃとう
小菜 筍土佐煮
代鉢 毛利大根の風呂吹 鮑鋳込 鉄火味噌 花菜
油物 牛ロースステーキと福頭の煮ころがし 照焼ソース
食事 赤むつ炊込飯 赤出汁 奈良漬
甘味 黒豆羊羹
献立のポイント
小菜の筍は純粋な筍の風味と旨味を楽しんで頂きたかったので敢えて何もつけていません。筍自体もそうですが筍出汁というか、炊いた時の出汁の何ともいえないふくよかな風情をお届けすることが最大の目的です。木の芽などを飾っても良いのですが今回は無しです。
天然鰻はやはり冬の方が旨味が強く、泥抜きをきっちりとしておけば臭みもありません。たれ焼にするか迷いましたが、後の料理との相性を考え白焼にしています。入荷は運次第ですので中々使える食材ではないですが一度は食べていただきたいと思います。