まずは献立を。
先附: 芥子入り胡麻豆腐 唐墨 熨斗車海老 姫おくら 割醤油
椀 : 南京摺り流し鴨出汁のスープ仕立 鴨つみれ フォアグラ 芽葱 椎茸
造里:一、天然鮎酢〆と奈良漬
一、鱧の落とし鱧の子添え
一、せこ蟹湯引き 蟹酢
一、鰹銀皮造り、腹すの炙り かぼす醤油
一、天然鯛海鼠腸和え
一、あこう洗ひ、鯛へぎ造り、金目松皮、尼鯛昆布〆 山葵、赤芽 造里醤油
一、天然あわび、石影貝
焼物: 天然うなぎ 炭火白焼とたれ焼 河海老 山葵おろし 青梅 夏茗荷
凌ぎ: トロの握りと馬刺の握り
酒肴: 岩牡蠣の軽く蒸したん かぼす
冷鉢: 冬瓜の含煮と賀茂茄子瑠璃煮 振り柚子
強肴: あわびのバター
主菜: 猪炭火焼と鹿のポン酢炒め
食事: 雲丹飯と唐津生雲丹
甘味: 赤紫蘇寒天 サワークリーム
「なんか長いね・・・」「特に造里が・・・」
今回の献立は
お刺身沢山!焼く、煮るよりお刺身が良い!!
貝が好き!!夏らしい貝を!!!!
肉は「牛」以外で!!! と言うお話でして。
お刺身豪華=姿造りとかやりたくない人なので、
「ちょっとを沢山、美味しく食べてもらう」ことにした。
結局、お刺身は10種、12品、握り入れれば14品。生雲丹入れれば15品。ここまでやれば自分でも笑える。
但し、品数並べればいいのかよ!と思うので、出す順序、味付け、一切れの大きさなど、かなりの気を遣う。
ま、ペロッと召し上がっていただけたので良かった。
あわびバターはいらんかったかもしれないが、岩牡蠣があまり大きくなかったのでなんか申し訳なかったので。
肉は、「猪、鹿とお椀に使った鴨→鳥→蝶、っつーことで、はい、猪鹿蝶です」という落ちまで付けて遊んでみた。
今回は「創り込む」と「素材味」を美味く融合させた献立。お客さんにも「楽しい」といっていただけたし、自分も楽しかった。
次の日はまた違う「楽しい」を造りたい。
人生なんて当り前だが、
「楽しいほうが良い」
に決まってると思う。
追伸:しかし、ここまでやると終わるとぐったり、なのに気というか感覚が冴えまくって寝れない(笑)
TEL:092-725-6870(完全予約制)
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