最近人気のでてきた松華堂弁当。
松華堂弁当はご飯と色々なおかずを組み合わせたスタンダードなお弁当。幕の内弁当と似ているが、その様式や歴史はかなり異なる。
幕の内弁当は「本膳料理」の流れを汲む江戸時代に遡る。歌舞伎などの演者さんが幕間に食べたことに由来するらしいが、諸説あるようだ。
松華堂は「茶懐石」の流れを汲み、実は昭和になってから誕生した様式で比較的歴史は浅い。自分もすごい昔からあるもとばかり思い込んでいたが、そうではなかった。勉強不足を痛感する。
このお弁当のいいところは「季節の味」を沢山盛り込めるところ。この季節なら松茸ご飯や、秋鮭の焼物、牡蠣の有馬煮、栗の蜜煮などをいれている。
茶懐石にルーツがあるのでやはり「おもてなし」の心は言わずもがなと言ったところか。
ステーキやすき焼のお弁当を作る楽しみとはまた違った楽しさもある。ついついやり過ぎてしまうことも、というより大体、やりすぎる。色々なものを食べたい方や、季節感のあるお弁当がお好みの方にはとてもオススメのお弁当だ。お届けするお弁当なのでお刺身とかは入っていないけど、十分満足していただけると思う。
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西中洲の和食「ゆるり」
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TEL:092-725-6870(完全予約制）
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