「海老芋のピーナッツ雲丹味噌田楽と四方竹の海老真蒸鋳込み」名前が長い。
普通の田楽味噌も悪くないのだが、もう少し「贅沢感」を出したかったので、雲丹を入れてみる。コクと雲丹とは違った風味を足すの「ピーナッツバター」。
海老芋のホックリ感にとてもマッチする。そして筍にも合う。スタンダードな田楽に少しいたずらをしてみた。ただし、目的は「変わった物」を造ることではなく、「海老芋をいかに美味しく食べるか」であるべきだ。
日本料理は素材を大切にすることに尽力する料理である。今回の海老芋は塩と酒だけを振って蒸しただけである。芋の旨味は際立つが、前後の料理との兼ね合いや更に芋を美味しくすることを考えると、「もう一工夫」必要になる。今回はこれであったが、次回は違うアプローチをするかもしれない。
このような料理には失敗はつきもの。でもチャレンジをやめてしまっては意味が無い。本質を見失っても、それまた意味が無い。
「チャレンジ」と「本質」。
これを無くして、ゆるりの日本料理はありえないのかもしれない。
この味噌は「肉」にも合いそうなので、またの機会に新しいチャレンジをしてみたいと思う。
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西中洲の和食「ゆるり」
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TEL:092-725-6870(完全予約制）
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