本日の先附。
「ささみの黄味酢和え」
正確には、「ささみ、蒸雲丹、大徳寺麩、三つ葉の黄味酢和え、銀杏とムカゴとクコの実添え」
・・・長い。
和え物は食べた後の器が汚れてしまうので、基本的には周りから見えないような深い器に盛る。ちょっとした気遣いだ。
ささみの和え物は季節問わずつくれるが、
「旬の味覚、趣き」を表現するとなると多少の工夫は必要である。
秋の料理はやはり、「彩り」と「なんとなく寂しい感じ」が求められる。
春の麗らかな感じ
夏も躍動感に溢れる感じ
冬の凛とした物静かな感じ
とは一味違うものを感じてもらうような。
季節の感じ方も人それぞれであるが、
秋は「美味しい物の季節」。
旬の味覚だけでなく、冬への期待感も含めた美味さ。
この曖昧さが良い様な気もする。
旬の物とは
「その時に美味しいもの」であり
「次の季節を想像させるもの」でもある。
一ヶ月先、何を食べているだろうか?
その季節を感じられる料理であれば何でもいい。
その時の美味しい物。
人は「美味しい物」にはきっと勝てない。
人間、旬を食らうべし。
——————————
西中洲の和食「ゆるり」
接待やお祝いのお席に、個室でゆっくりとお食事をお楽しみください。
福岡県福岡市中央区西中洲1-14 プロスペリタ西中洲4F
TEL:092-725-6870(完全予約制)
————————————————
TEL:092-725-6870(完全予約制)
————————————————