「松茸の話|福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり」



今年(2015年)は国産松茸が豊作らしい。
雨が多かったのが原因らしいが、生態自体が正確にわかっていないので何とも言えない。
今日は土瓶蒸用なので少し小さめの物を選んだ。

松茸といってもいろいろな産地がある。
メキシコやカナダといったものから、メジャーな中国などいろいろある。

正直なところ、焼松茸なら極上の韓国産か中国産が美味しいと思ってしまう。国産至上論的なのものわかるが、用途次第かなと。兎角、「安くて松茸を食べれる」的な

「安い=えらい」

考えならばこの先は読む必要はない。「松茸」は文化であるので、「安い松茸」が良い方はそういうお店を探す方が懸命である。

国産松茸の生産は年々減少している。
気候風土の要因はあるのは常の事であるが、根本的な理由として、

山野の放逐、現代の利便性
が上げられると思う。

高齢化や海外輸入材木の台頭により、日本の森林は元来の形とは違う物となっているようだ。

海外産の建材が安いため、国産の建材が売れない。
となれば、「売れない建材」にコストを掛けないという理屈で森林のメンテにお金をかけない、人員を裂かないとういうことになっているのが現実だ。

「それは材木の話でしょ?」

と言う方もいる。
が、森や山は一体感で出来ているはず。

「山の営み」は「自分達の営み」と深くし関係している。
よく言われるのは、

「山が海を育てる」

と言ったように、

豊かな山
豊かな海

は、一連托生である。

自然とはそういうものである。

大切のなのは

「あなたがなにを選ぶか」

よりも

「何故選んだ」

のかである。

あなたの選択は

「未来ある選択」

なのか、今一度考える必要があるはずだ。

どういった結論でも間違いではない。
それが、

「子孫に恥じない」

自信があるのならば。

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西中洲の和食「ゆるり」
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